2019年4月のシスターコーナー(シスター小野島のブログです) [カトリック教会]
3月はとうとうスキップしたので、4月号で一緒にお伝えします。
3月初めに、くじで当たった山口への日帰りバス旅行に行きました。昨年私がまだ幟町にいる
頃、近くのスーパーで日帰りバス旅行に応募するサービス券を貰い、以前にも時々応募して
何回かシスター達とバス旅行に参加したことがあり、今回も忘れた頃に、参加出来るお知らせ
が届き、大洲の元気なシスター二人を誘って3人で参加しました。80歳中半のシスター達は大
喜び。それを見て、私も嬉しくなり、私達3人は、早朝広島駅集合の団体に加わりました。予報
は雨でしたが、バスで出発すると直ぐに日が差し,晴天の一日でした。このツアーの参加者は高
齢者夫婦や障害者と同伴者家族など、単独で普通の旅をするのは難しい人々で、弱い人への配
慮があり安心して参加できます。
バスはまず、小野茶見学。このように広大な茶畑を見たのは初めて。秋吉台を源として厚東川
が流れ、小野地区は、豊かな自然ときれいな空気に恵まれた茶畑です。
次に、瀬戸内海を臨む絶景のあいお荘へ。2時間で昼食と入浴が出来るように計画されていま
したが、天然露天風呂のある温泉を楽しんだのは私だけ。私は「あいおご膳を頂いて、直ぐに
瀬戸内海を臨む温泉へ。たった一人で!着替えが苦になる高齢者達は外の芝生の庭で海を眺め
て過ごした。
次に案内されたのは「いちご狩り」旬のイチゴを30分間食べ放題。温室に入って歩き回り、
皆黙々とイチゴをもぎ取って食べました。美味しかった!夢中で食べていちごの写真を撮るの
を忘れたの。
最後は、瑠璃光寺・長州苑見学。室町時代の優れた建築の一つ。大内文化の最高傑作として
国宝に指定されています。年配のシスター達は、最高に感激してゆっくりと散策。
今回のバスツアーは大いに気分転換になり喜んで貰いました。私も久しぶりに海の幸、山の幸
を味わい、きれいな自然に触れ、別世界を味わって、英気を養うことが出来、神様に賛美と感
謝を捧げました。気分転換は本当に大切ですね。神様の創造の業を改めて味わい賛美して!
3月末には、幟町教会の四旬節の黙想会で、イエズス会の小暮神父様をお迎えしました。
9時半のミサから始まり、神様の声を聴く為に、「私の内的なお喋り」を辞めて、内的沈黙に入
る為の気付きの瞑想に導いてくださいました。「気付きの瞑想」マインドフルネス瞑想:ヴィ
パサナ瞑想と呼ばれる体感覚に気付く為の、食べる感覚や、見る感覚、触れる感覚、聴く感覚、
匂う感覚など、限られた時間の中でも多様な体験へ招いてくださった。歩く瞑想も体験。教会
の庭に出て、皆静かに足の裏の感覚に気付く体験をし、内的沈黙に導かれ色々な新しい気付き
を戴き、物の見方も変わる体験となった。今までの教会黙想会と違って、皆が体験に招かれ真
剣に指導に従って実体験し、終了時には爽やかな顔になっていたのが印象的。新しい事を素直
に受け入れ指導に従う共同体の素晴らしさも目撃しました。之こそ、神のみ旨を共に探す旅す
る共同体に成って行く事への招きをチラリと体験させて貰い嬉しいでした。
第九条の会ヒロシマ結成27周年記念集会に参加しました。その際、広島大学総合化学部准教
授のチェ・ジンソク先生の講演から心に響いた事を書きましょう。チェ先生はソウル生まれ
東京育ちでバイリンゲルで育った方。彼は、韓国キャンドル市民革命から学ぶ実現可能な東
アジアの平和へのメッセージを述べられた。それを聴きながら、文在寅政権を生み出したキ
ャンドルデモから学ぶ必要を感じました。「過去の痕跡を辿り直し、過去を克服しなければ、
未来に行けない」「過去は未来の入り口」民衆にとって朝鮮戦争は、占領者がコロコロ変わ
る戦争だった。占領者に寝返らないと生きてゆけなかった。この歴史の現実をもっと勉強し
なければ、朝鮮半島を理解出来ないと今の私は感じています。
最後にチェ先生は、「朝鮮半島には戦争の危機はなくなりつつあり、アジアがアジアになる!
憲法を生かし、共に平和を作り出す時です」と言われ、「憲法9条を東アジア化」することを
訴えられました。
アジア憲法9条
「私たちアジア人は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求する。
私たちアジア人は、戦争と武力による威嚇又は武力の行使を決して行わない。
私たちアジア人は、戦争と武力を永久に放棄する。
私たちアジア人は、陸軍空軍その他の戦力を保持しないし、
国の交戦権も絶対に認めない」
近隣諸国との信頼関係を築く為にも、過去の歴史をしっかりと学び、過去の過ちを認めること
によってのみ、未来への歩みを共に探して行けるようになるのだと私は強く思います。
4月初めに、分かち合いクラスの人達と縮景園にお花見に行きました。その数日後に、大洲の
姉妹と日曜日のミサ後に縮景園へ。世界中からのお花見客がいてびっくり!本当に平和の有難
さを感じ、皆がニコニコしているのが印象的でした。
世界平和記念聖堂の修築も終わりに近づいています。その喜びを感じている時に、パリ・ノートルダム大聖堂の火災のニュースが飛び込み、数回訪問したことのあるパリの大聖堂の素晴らしさを思い出し、直ぐに「世界の損失だ!」と一人で叫びました。フランス国民の悲痛な衝撃に連帯し心を合わせて皆で祈りましょう!
聖週間にやっとブログの更新が出来て嬉しいです。最近は落ち着いて思考して書く作業が難し
くなりました。毎日バタバタして。時節がら病人見舞いや面会者の傾聴が増えているのと、
大洲へ移ったことで、夜遅く出かけるのは億劫になっています。毎朝歩いて教会へ。帰りは早
ければ歩き、暗く成ったらバスで。カープの試合がある日は歩くしかない。渋滞がひどくて徒
歩の方が早く帰れます。
「今年のカープはどうしたんかね?」
皆様、良い聖週間をお過ごしください。ご復活おめでとうございます!
3月初めに、くじで当たった山口への日帰りバス旅行に行きました。昨年私がまだ幟町にいる
頃、近くのスーパーで日帰りバス旅行に応募するサービス券を貰い、以前にも時々応募して
何回かシスター達とバス旅行に参加したことがあり、今回も忘れた頃に、参加出来るお知らせ
が届き、大洲の元気なシスター二人を誘って3人で参加しました。80歳中半のシスター達は大
喜び。それを見て、私も嬉しくなり、私達3人は、早朝広島駅集合の団体に加わりました。予報
は雨でしたが、バスで出発すると直ぐに日が差し,晴天の一日でした。このツアーの参加者は高
齢者夫婦や障害者と同伴者家族など、単独で普通の旅をするのは難しい人々で、弱い人への配
慮があり安心して参加できます。
バスはまず、小野茶見学。このように広大な茶畑を見たのは初めて。秋吉台を源として厚東川
が流れ、小野地区は、豊かな自然ときれいな空気に恵まれた茶畑です。
次に、瀬戸内海を臨む絶景のあいお荘へ。2時間で昼食と入浴が出来るように計画されていま
したが、天然露天風呂のある温泉を楽しんだのは私だけ。私は「あいおご膳を頂いて、直ぐに
瀬戸内海を臨む温泉へ。たった一人で!着替えが苦になる高齢者達は外の芝生の庭で海を眺め
て過ごした。
次に案内されたのは「いちご狩り」旬のイチゴを30分間食べ放題。温室に入って歩き回り、
皆黙々とイチゴをもぎ取って食べました。美味しかった!夢中で食べていちごの写真を撮るの
を忘れたの。
最後は、瑠璃光寺・長州苑見学。室町時代の優れた建築の一つ。大内文化の最高傑作として
国宝に指定されています。年配のシスター達は、最高に感激してゆっくりと散策。
今回のバスツアーは大いに気分転換になり喜んで貰いました。私も久しぶりに海の幸、山の幸
を味わい、きれいな自然に触れ、別世界を味わって、英気を養うことが出来、神様に賛美と感
謝を捧げました。気分転換は本当に大切ですね。神様の創造の業を改めて味わい賛美して!
3月末には、幟町教会の四旬節の黙想会で、イエズス会の小暮神父様をお迎えしました。
9時半のミサから始まり、神様の声を聴く為に、「私の内的なお喋り」を辞めて、内的沈黙に入
る為の気付きの瞑想に導いてくださいました。「気付きの瞑想」マインドフルネス瞑想:ヴィ
パサナ瞑想と呼ばれる体感覚に気付く為の、食べる感覚や、見る感覚、触れる感覚、聴く感覚、
匂う感覚など、限られた時間の中でも多様な体験へ招いてくださった。歩く瞑想も体験。教会
の庭に出て、皆静かに足の裏の感覚に気付く体験をし、内的沈黙に導かれ色々な新しい気付き
を戴き、物の見方も変わる体験となった。今までの教会黙想会と違って、皆が体験に招かれ真
剣に指導に従って実体験し、終了時には爽やかな顔になっていたのが印象的。新しい事を素直
に受け入れ指導に従う共同体の素晴らしさも目撃しました。之こそ、神のみ旨を共に探す旅す
る共同体に成って行く事への招きをチラリと体験させて貰い嬉しいでした。
第九条の会ヒロシマ結成27周年記念集会に参加しました。その際、広島大学総合化学部准教
授のチェ・ジンソク先生の講演から心に響いた事を書きましょう。チェ先生はソウル生まれ
東京育ちでバイリンゲルで育った方。彼は、韓国キャンドル市民革命から学ぶ実現可能な東
アジアの平和へのメッセージを述べられた。それを聴きながら、文在寅政権を生み出したキ
ャンドルデモから学ぶ必要を感じました。「過去の痕跡を辿り直し、過去を克服しなければ、
未来に行けない」「過去は未来の入り口」民衆にとって朝鮮戦争は、占領者がコロコロ変わ
る戦争だった。占領者に寝返らないと生きてゆけなかった。この歴史の現実をもっと勉強し
なければ、朝鮮半島を理解出来ないと今の私は感じています。
最後にチェ先生は、「朝鮮半島には戦争の危機はなくなりつつあり、アジアがアジアになる!
憲法を生かし、共に平和を作り出す時です」と言われ、「憲法9条を東アジア化」することを
訴えられました。
アジア憲法9条
「私たちアジア人は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求する。
私たちアジア人は、戦争と武力による威嚇又は武力の行使を決して行わない。
私たちアジア人は、戦争と武力を永久に放棄する。
私たちアジア人は、陸軍空軍その他の戦力を保持しないし、
国の交戦権も絶対に認めない」
近隣諸国との信頼関係を築く為にも、過去の歴史をしっかりと学び、過去の過ちを認めること
によってのみ、未来への歩みを共に探して行けるようになるのだと私は強く思います。
4月初めに、分かち合いクラスの人達と縮景園にお花見に行きました。その数日後に、大洲の
姉妹と日曜日のミサ後に縮景園へ。世界中からのお花見客がいてびっくり!本当に平和の有難
さを感じ、皆がニコニコしているのが印象的でした。
世界平和記念聖堂の修築も終わりに近づいています。その喜びを感じている時に、パリ・ノートルダム大聖堂の火災のニュースが飛び込み、数回訪問したことのあるパリの大聖堂の素晴らしさを思い出し、直ぐに「世界の損失だ!」と一人で叫びました。フランス国民の悲痛な衝撃に連帯し心を合わせて皆で祈りましょう!
聖週間にやっとブログの更新が出来て嬉しいです。最近は落ち着いて思考して書く作業が難し
くなりました。毎日バタバタして。時節がら病人見舞いや面会者の傾聴が増えているのと、
大洲へ移ったことで、夜遅く出かけるのは億劫になっています。毎朝歩いて教会へ。帰りは早
ければ歩き、暗く成ったらバスで。カープの試合がある日は歩くしかない。渋滞がひどくて徒
歩の方が早く帰れます。
「今年のカープはどうしたんかね?」
皆様、良い聖週間をお過ごしください。ご復活おめでとうございます!
2019-04-17 12:29